老廃物の水溶液

老廃物の水溶液

「尿」は、腎臓で血液を漉すことによって作られる、いわば血液中に含まれていた老廃物の水溶液です。その成分は九八%が水分、残りの二%のほとんどが尿素ですが、そのほかにも微量の塩素、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン酸、クレアチエン、尿酸、アンモニア、ホルモンなどを含んでいます。「汗」は、汗腺から出る塩分を含んだ体液で、その成分は尿とほとんど同じですが、水分量が九九・九%を占めていますから尿とは濃度が違います。また、「便」と「尿」に体内の老廃物を排泄するのが目的ですが、汗は体温調節が主目的であるところも少し違います。では汗は排泄作用が低いのかというと、そうではありません、汗は体にたまった有害ミネラル(重金属)を排泄するのに役立っています。こうした排泄物の成分を調べると、排泄の目的が、たんに栄養を吸収した食べ物の残りカスを捨てるだけではないことがわかります。新陳代謝によって生まれた老廃物と、体に入ってしまった、もしくは体の中でできてしまった「毒素」を体から排出することも「排泄」の大切な働きなのです。とくにさまざまな有害物質に満ちた現代社会に生きる私たちにとって、毒素をいち早く解毒、排出することは健康を保つうえでとても重要です。

 

毒素はさまざまなかたちで私たちの体の中に入ってきます。オゾン層の破壊によつて生じた強すぎる紫外線、さまざまな電気機器から発生する電磁波、たばこの煙、自動車の排気ガスやゴミの焼却場の排煙に含まれるダイオキシン、安全であるべき室内でも建材からホルムアルデヒドが出ています。そのほかにも何気なく使っている防菌・防カビ剤や洗剤に含まれる界面活性剤。食品にさえ有害物質が含まれています。市販されているほとんどの加工食品に使われている食品添加物、野菜には残留農薬、汚染された海でとれた魚介類には水銀やカドミウムといった有害ミネラルを含むものもあります。こうした毒素は、栄養素とともに腸から体内に吸収されます。体内に吸収された毒素は、肝臓に送られここで解毒されてから血液を通って腸、または腎臓へと進み排出されるという仕組みになっています。

 

私たちの体にはこうした毒素を解毒し排泄するシステムがあるのですが、あまりにも毒素の量が多くなると、どうしても分解できないものが体内に残ってしまいます。とくに「有害ミネラル」といわれる重金属類はエンザイムと結合しやすい特徴があるため、分解がしにくいうえ、エンザイムの働きを阻害し他の毒素の解毒作業にまで悪影響を与えます。先にも触れましたが、解毒には大量のボディ。エンザイムが優先的に使われます。そのため解毒作業が阻害されると、その影響は全身におよびます。

 

まず消化器官ではエンザイムの不足により、消化。吸収が阻害され、分解しきれない脂肪やタンパク質が未消化のまま血液に流れ込むので、「血液をドロドロ」にしてしまいます。ドロドロになった血液は、栄養分を運ぶ能力も老廃物を受け入れる能力も低下するため、体力の低下、血行不良による冷え、肩コリ、腰痛、肌のくすみなどさまざまなトラブルを引き起こします。