活性酸素の効果

ここで、私たちの身のまわりにあるエンザイムの浪費につながることをもう一度復習しておきましょう。エンザイムをもっとも浪費するのは、体内に悪いものが入ってきたときに行われる「解毒」です。アルコール、たばこに含まれる何十種類もの化学物質、コーヒーや紅茶のカフェイン、緑茶のタンニン、さまざまな化学薬品(食品添加物を含む)、病気の原因となるウイルスや病原菌、環境ホルモン、フリーラジカル(活性酸素)、電磁波、ストレス等々。これらはすべて、体の中に入ると、解毒するために大量のエンザイムが使われます。エンザイムには、 一か所である種のエンザイムが大量に消費されると、他の部分でエンザイムが不足するという現象が起きますが、こうしたときのエンザイムの使われ方には「優先順位」が決まっています。では、優先順位は何によって決まるのかというと、生命維持に対する危険性の高さによって決まります。つまり、そこにエンザイムが使われなければ命が危ない、というものから優先されていくということです(これも嗜好品や贅沢品より生活費が優先されるという「お金の性質」に似ていますね)。体がもつとも優先して守ろうとするのは「心臓」の機能です。心臓が止まり、全身に新鮮な血液が送れなくなると他の臓器もすべて死んでしまうからです。心臓はガンにならない唯一の臓器なのですが、これは温度が高いということとともに、エンザイムが最優先で使われるから、ということも影響しているのだと思います。心臓の次に優先されるのが、じつは「解毒」なのです。エンザイムの摂取に関わる消化・吸収よりも、体内に入った毒素を解毒することのほうが、体にとっては急務だからです。

 

つまり、解毒に大量のエンザイムを消耗する生活を続けていると、エンザイムをはじめとする体に必要なものを吸収するためのエンザイムがどうしても不足しがちになり、ただ「消耗」するだけではなく、同時に摂取量まで落とすことになり、体には二重に悪いということになるのです。

 

現代人は、ただでさえエンザイムを消耗しがちな環境に生きています。毎日仕事でパソコンを使っている人は多いと思いますが、パソコンなどの電子機器を使うということは、それだけ電磁波を受けるということです。パソコンだけではありません。携帯電話も電子レンジもテレビも電気毛布もみな、電磁波を出しているのです。体に害を与える病原菌やウイルスは、日には見えなくても、私たちの身のまわりのいたるところにいます。都市部に住んでいる人であれば、毎日吸っている空気にも環境ホルモンや排気ガスなどから出た化学物質が含まれていることでしょう。